マイアミ滞在も気がつけばもう4日目、楽しい時間というのは過ぎるのが早いもんですねぇ。この快適な空間にいられるのもあと4日‥‥あー、ここに永住してぇ。(素) まぁそれはともかくとして、この日は生観戦2試合目のバックス戦。1試合目のラプターズ戦で痛恨の黒星を喫してしまっただけに、プレイオフに向けて絶対に落とせない試合です。観戦試合3戦全敗だけはなんとしても阻止せねば!(最後はキングス戦ですからねぇ) と、朝っぱらから息巻いてみたものの、この日もアリーナ開場は6時半。それまで何をして時間を潰そうかなぁ。当然予定なんて何もないし。(笑) 暇なのでとりあえずテレビをつけてみると、ESPNではMLBのステロイド問題とコービーの裁判の話題で持ち切りでした。特にステロイド問題のニュースは、マイアミに着いた日から1日たりとも耳にしない日はないほどで、もういい加減聞き飽きたって感じでしたね。まぁ、大騒ぎになるのは当然ですが。 しばらくすると今度はNFLの話題に。シーズンオフのFA解禁直後ということもあり、大物FA選手の話が大きく取り上げられていました。最初はふーんって感じで聞いていたんですが‥‥ん? 見覚えのある選手が‥‥「キーション・ジョンソンがカウボーイズにトレードされました。」 うおっ!? 「テレル・オーウェンスがレイブンズにトレードされました。」 なにっ!? うむむ、かなり大きな動きがあったようですね。2人とも移籍が確実視されていた選手とはいえ、驚きです。特にオーウェンスはイーグルス入りを希望していただけに、レイブンズ入りというのはかなり驚かれたようですね。(その後、結局オーウェンスはレイブンズから改めてイーグルスにトレードされました) やがてESPNのニュースも終わり、今度はMLBのプレシーズンゲームの中継が始まりました。対戦カードはドジャース対カブス。しかし、プレシーズンゲームなので試合に出場しているのはマイナー級の選手が中心で、私が知っている選手はほとんどいませんでした。特にすることもないので、とりあえずぼーっと試合を見ていると‥‥ある選手の紹介で「JAPAN」の文字が目に留まりました。よく読んでみると、去年は日本でプレイしていたとのこと。名前は‥‥スコット・マクレーン。どうやら去年まで西武ライオンズにいたマクレーンのようですね。西武を退団したこと自体知らなかったので、ちょっと驚きました。ちなみに彼はメジャーに残れたのかどうか調べてみたところ‥‥現在はカブスのマイナーチームであるアイオワ・カブス(AAA)に所属しているようです。日本ではなかなかの成績を残した選手ですが、メジャーに残るのはやはり厳しいんですね。 ホテルでテレビを見ながらごろごろしていると、いつのまにか昼過ぎに。腹もへったなぁ。お土産も買わないといけないし。ということで、すっかりお馴染みとなったBaysideへ再び繰り出しました。 上の写真は、Bayside内にあるフードコートの一角。マイアミ滞在中のほぼすべての食事はここで済ませました。端から端まで50mぐらいはあろうかという広々としたスペースにファストフード店がずらりと並んでおり、好きなものをゆったりとくつろぎながら食べられます。個人的にこの場所はかなり気に入りました。毎日ファストフードばかりでは飽きるんじゃないかと思われるかもしれませんが、一口にファストフードといってもそのバリエーションはハンパじゃありません。いかにもアメリカっぽいハンバーガー店はもちろんのこと、イタリア、フランス、中華、日本、メキシコ、タイ‥‥などなど、様々な国の食事がファストフードで楽しめます。まぁ、なかにはひどい味のものもありましたが(笑)、値段も安いし、味の方も意外といけるものが多かったですね。個人的に気に入ったのはフランス版でしたが、地元の人にはあまりウケがよくないのか、客の数は少なかった気がします。アメリカ人には薄味すぎるんでしょうか。(笑) そういえば、その店でフレンチフライを頼んだとき、「ケチャップかマスタードはいるか?」と聞かれたので「いや、塩をくれ」と答えたら驚かれたことがありました。そんな薄味でいいのか?みたいな感じで。(笑) 私に言わせれば、アメリカ人はなんでもかんでも調味料かけ過ぎだと思うんですけどね。豆腐にドレッシングをかけて食いますからね、奴らわ。(笑) 食事を済ませ、次は買い物タイム。いろいろとお土産買わないといけませんからね。とりあえずBayside内にある土産物屋を徘徊してみることにしました。 えー、まずは土産の定番としてキーホルダーが欲しいところです。しかし、いろいろと店を見て回りましたが、意外と高いんですねぇ、これが。1個で4ドル、5個で15ドルといわれてもね。たしかに高級感のあるものばかりでしたが、もうちょっと安くならんものか。30個で60ドルにしろと値切ってみたものの不発に終わり(笑)、その店での購入は断念。結局、キーホルダーは1ドルショップで大量に買い込みました。 続いては、やはり土産の定番、Tシャツ。Bayside内にはスポーツグッズ店もいくつかあり、品揃えもなかなかの充実ぶり。特に地元チームのアイテムは、思わず目移りしてしまうほどの豊富さでした。とりあえずヒートものはAAAのオフィシャルショップで買えるので後回しにするとして、ここではNFLドルフィンズ、バッカニアーズ、NCAAフロリダ大ゲイターズなどのTシャツを購入しました。バッカニアーズの本拠地はタンパベイなので、マイアミからの距離はかなりあるんですけが、このお店では地元チーム級の品揃えでした。その一方でNHLパンサーズのグッズがほとんど置いてなかったのはなぜだろう? 厳密に言えばマイアミの隣町・フォートローダーデイルにアリーナがあるんですが、タンパベイに比べりゃはるかに近いのに‥‥。人気ないんですかねぇ。Tシャツ以外で気になったのは、NBAのレプリカジャージ‥‥といっても普通のレプリカジャージではなく、赤ちゃんサイズのもの。うーむ、ヒートの7番、オドムの名が入った赤ちゃん用ジャージがずらりと並んだ様は、ある意味圧巻でしたね。(笑) しかもかわいいんですよ、これが。将来的に使うことを見越して(笑)購入するかどうかかなり悩んだんですが、結局見送りました。でも今から思えば、やはり買っておくべきだったとかなり後悔しています。HPのプレゼント企画で賞品として使うという手もあったんですけどねぇ。 Baysideをうろうろしているうちに、日も西に傾いてきました。アリーナ開場まではまだ時間がありましたが、とりあえずAAAへ。といっても、開場2時間前ではさすがに人もいません。入口前の階段に座って休憩しながら周りを見渡すと、そこにはヒートの旧本拠地であるマイアミ・アリーナの姿が。1999年、マイアミ・アリーナでティムやゾーの勇姿を目にしてからもう5年も経ってしまったとは‥‥早いものです。 |
↓AAAから見たマイアミ・アリーナ。薄ピンク色の怪しげな外観は相変わらず。(笑) |
さて、そうこうしているうちに試合の時間が近づいてきました。一度ホテルに戻って観戦準備を済ませ、再びAAAへ。今日の相手はプレイオフ争いのライバル、バックス。プレイオフ進出のためには絶対に負けられない試合です。ラプターズ戦で悔しい負け方をしているだけに、今日こそは‥‥。静かな闘志を燃やしつつ、AAAへいざ出陣! 6時半の開場と同時に入場し、自分の席を確認。今回はヒートのベンチ裏、前から10列目という、ヒートファンにとってはたまらない好ポジションです。よっしゃー、気合い入れていくぞ! おっと、こうしてはいられない、今日こそはシュート練習中にサインを貰わねば。ということで席の確認もほどほどにゴール下へ移動しました。 おっ、やってるやってる。目の前2〜3mの位置にヒートの選手が‥‥いやぁ、ファンにとっては感涙ものですよ、ほんと。2試合連続で観戦に来ている日本人、しかも手には選手のイラスト入り応援ボード(友人のSさん作。素晴らしいボードをありがとうございました!)というインパクトのある姿であったため、警備員にも顔を覚えられていました。(笑) アキロー「ヒートの試合を観るためにマイアミまで来たんだ。」 警備員「グレート! 日本にも熱狂的なヒートファンがいるなんて、僕も嬉しいよ。ところで、そのボードはキミが描いたのかい?」 アキロー「いや、友人に描いてもらったんだ。」 警備員「よくできてるね、これは。最高の出来だよ!」 私が持っていたのはブライアンとユドニスのイラスト入りボード。本当に見事な出来映えだったため、周りのファンからも感嘆の声があがっていました。このボードがあれば選手ともコンタクトできるはず。今日こそは選手に声をかけるぞ〜、と思っていたら‥‥うおぉぉっ! 目の前でユドニスがシュート練習を始めたではありませんか! このチャンスを逃すわけにはいかん! 「Hey! Udonis!」 名前を呼ばれてこちらを一瞥するユドニス。すぐに練習に戻ろうとするものの‥‥そこには怪しげな日本人が掲げるユドニスボードが。(笑) なんじゃこりゃ!?という表情で近づいてくるユドニス! やりました! うおぉぅ、ユドニスが目の前に〜うひょ〜ぅ!! どうするどうする、何を喋ればいいんだぁ〜、いや、落ち着け、落ち着くんだぁっ! ユドニス「これ、キミが描いたの?」 アキロー「いや、友人に描いてもらったんだ。ユドニスのプレイを観るためにわざわざ日本から来たんだ。」 ユドニス「ホントかい? Thanks.」 アキロー「えーと‥‥サインしてもらっていい?」 やりました、サインをGETです! しかもユドニスの! 最高です! ‥‥しかし! このチャンスにサインを貰うだけではもったいない。ここは図々しくももう一つお願いしてしまおう! アキロー「あのー‥‥一緒に写真撮りたいんだけど‥‥」 ユドニス「OK.」 警備員「それなら僕が撮ってあげるよ。」 やりました。やっちゃいました。NBA選手と、しかも自分のFavorite Playerと並んで写真撮影‥‥最高です。そして、その写真がこちら! 我が家の家宝入り決定! |
↓ユドニスありがとう。警備員の兄ちゃんありがとう。そしてボードを描いてくださったSさん、ありがとう。 |
いやー、もうこれだけでマイアミまではるばるやって来たモトは取れたかなって感じです。(笑) ユドニスとの写真撮影:Priceless、みたいな。(笑) しかし、人間とは欲深い生き物で、どうせならブライアンとも写真撮影したいなぁ、なんて思っちゃうんですよね、これが。(笑) というわけでブライアンの姿を探してみるものの、コート上には見当たらず。警備員の兄ちゃんに聞いてみたところ、「もうロッカーに戻ったんじゃないかな」とのこと。うーむ、残念。まぁ、ブライアンとの写真撮影は次のキングス戦に持ち越しということで。(笑) |
↓シュート練習中のカロン。ディフェンスしているのはキース・アスキンスAC。 ↓こちらはオドム。近くで見ると想像以上にでかいです。 ↓ピンぼけしてますが、こちらはビンボー・コールズ。将来的にはフロント入りも期待されています。アスキンスACとは親友同士。 |
試合開始が近づき、選手たちは次々とロッカーへ戻っていくなかで、最後まで残ってシュート練習を続ける選手が1人。誰だろうと思ったら、選手ではなくキース・アスキンスACでした。アスキンスは現役時代からヒート一筋で、現役引退後はライリーHCのもとでACを努めてきました。実は私、現役時代から彼のファンだったんですよねぇ。脚光を浴びるタイプではありませんでしたが、ディフェンス力とリーダーシップを備えた選手でした。うーむ、渋い。渋すぎる。ここは是非、彼のサインも欲しいところです。しかし、彼がシュートをうっている位置はロッカールームへの帰り道のすぐ近く。このままではサインを貰うチャンスはなさそうです。うーむ、どうしたものか‥‥と考えていると、私のすぐ前に警備員のおじさんが。先ほど写真を取ってくれた兄ちゃんとは別人ですが、このおじさんもラプターズ戦の試合前に喋ったことがあったので、私の顔を覚えていてくれました。 おじさん「やぁ、今日も来るとは熱心だね。」 アキロー「そのために日本から来たんですからね。ところで、コーチ・アスキンスのサインを貰いたいんですが、頼んでもらえませんか?」 おじさん「構わないけど、何に書いてもらうんだい?」 アキロー「今日の試合のチケットに。」 おじさん「OK、言っておくよ。」 ヒートの試合を観るためにはるばるやって来て、試合前にACのサインを欲しがる日本人‥‥おじさんの目にはさぞ珍しく映ったことでしょう。(笑) まもなく、シュート練習を終えたアスキンスにおじさんが声をかけてくれたため、彼のサインもGETすることができました! おじさんよ、ありがとう! そして、ロッカーへ帰ろうとした足を止めて快くサインに応じてくれたコーチ・アスキンス、ありがとう! 予想通り、凄く紳士的で男前な人でした。 |
↓本日二つ目の家宝を獲得! |
いやー、試合前にして既に満腹って感じですが(笑)、いよいよ試合開始の時間も近づいてきました。試合前からいいこと続きだったし、今日は試合でもきっといいことが起こるはず! Go, Heat !! |
↓ティップオフ! 相変わらず客席はガラガラですが。(苦笑) |
ヒートは好調な立ち上がりをみせ、試合開始直後から連続得点。一方のバックスはシュートが決まらず、ディフェンス面でもヒートのオフェンスを止められません。オルストン、カロンが立て続けに速攻を決め、ヒートはいきなり9−0のリード。よしよし、いい感じですねぇ。この調子で一気に‥‥と言いたいところですが、前の試合でも第1Qで15点差をつけながら逆転負けを喫しているだけに油断はできません。 ヒート優勢の流れにバックスはたまらずタイムアウトを請求し、ヒートの選手たちがベンチ(=私の席の目の前)に戻ってきました。よし、今こそチャンス!とばかりに応援ボードを高々と掲げて「Brian! Udonis!」と連呼! しかし、選手たちはヴァンガンディHCの話に聞き入っていたため、こちらに気づいた素振りはみえません。うむむ、みんな試合に集中してるなら仕方ないか‥‥ん? 真剣な表情の選手たちの中に、やけにニヤニヤした二人組が‥‥。明らかに目線がこちらにきているその二人は、私服姿のウェイドとビーズリー。さらにウェイドが隣にいたウッズに耳打ちし、三人揃って大爆笑。おお〜、このボードがうけてるよ〜。(笑) 既にボードの存在を知っているユドニスは、周囲にからかわれて照れくさそうな表情。いやぁ、ボードの効果は絶大ですねぇ。一方、ブライアンも周囲に教えられてこちらの方をしばらく見つめていたものの、すぐに視線を戻し、顔色一つ変えずにヴァンガンディHCの話を聞いていました。さすがはベテラン、試合中はたとえタイムアウト中であっても集中力を切らさないとは見事です。でも内心は喜んでいたに違いない!(笑) |
↓タイムアウト中の一コマ。この時はカメラ目線の選手はいないようですが。(笑) |
試合の方は、ボードによる応援効果もあってか(?)ヒートが優位を保ち、第1Q終了間際にはオドムのブザービーターも決まって、39−23と16点差の大量リードで第2Qへ。第2Qに入ってもヒートのオフェンスは引き続き好調。しかし、バックスの方も徐々にオフェンスの調子が上向いてきた感じです。第2Q途中には、カロンがフリーで豪快なダンク!‥‥をミス。(笑) うーん、なんか嫌な予感が‥‥徐々に点差もつまり始めたし‥‥。さらに悪いことに、ユドニスが相手選手との接触で目の上を切ってしまい、ロッカールームに引き上げるというハプニングが! うーむ、止血すれば試合には復帰できるでしょうが‥‥心配です。第2Qはバックスのペースで進んだものの、ヒートも反撃をみせ、前半終了時点でのスコアは60−49。カロンは前の試合とは別人のようにミドルシュートを決め、前半だけで15得点の活躍。さらにオルストンが14得点。ハーフタイムで60得点という数字は、ヒートにとってはかなりのハイスコアです。 |
↓試合前とハーフタイム中に、私の応援ボードがスクリーンに映し出されました。今回観戦した3試合で、合計4〜5回は映ったはず。 ↓オールスター初出場を果たしたマイケル・レッド。オハイオステイト時代から注目していた選手だけに、彼の活躍は嬉しい限りです。でも今日はお手柔らかに‥‥。 |
さて、ハーフタイムも終わり、後半に突入。ヒートは前半の勢いを維持して一気に勝負を決めたいところでしたが‥‥やはりそう簡単にはいきません‥‥。前の試合に続いて「FG決まらん病」が再発してしまいました。本当に前半と同じチームなのかと疑ってしまうほど、全くシュートが決まりません‥‥。対するバックスは、トレードで加入したばかりのキース・ヴァンホーンが大活躍。みるみる点差が縮まり、第3Qの最初の3分間で4点差に。おいおいおいおい、これって前の試合と同じパターンやないか! ラスール・バトラーが好調を維持し、立て続けにミドルシュートを決めてなんとかリードを保ったものの、バックスはFTをほとんどはずさず、点差は広がりません。第3Qは82−78、ヒートの4点リードで終了したものの、流れはバックス側にいっている感じですね。ヒートにとっての救いは、負傷退場していたユドニスがゲームに復帰したことですが、オフェンスが不調なだけに嫌な予感が‥‥。 |
↓「親父、ゲータレード一杯くれ」 |
いよいよ試合は第4Qに突入しました。しかし、ヒートは相変わらずFGが決まりません。バックスもFG率自体は決して良くはありませんが、FTを確実に決めてきます。オルストンとラスールの活躍で一時は点差を10点まで広げたものの、EJとオドムがFTを立て続けにミスし、再びバックスに詰め寄られてしまいます。ヒート側に不利なコールが続いたせいもあり、ついには審判に対する大ブーイングまで起こる始末。ヒートファンにとっては本当にフラストレーションの溜まる展開です‥‥。そしてついに、残り時間1分9秒で98−98、この試合で初めて同点に! まさにラプターズ戦の再現のようなパターンじゃないですか! どうすんのよ、これ! 客観的に見れば、最後の1分間で勝負が決まるなんて最高に盛り上がる試合展開ですが、私にはそんな心の余裕があるはずもありません。だって今日負けて次のキングス戦も負けたら観戦試合3戦全敗やん! そんなのは絶対にご免だ! なんとしても今日勝たねば! 最後の1分間は本当に息の詰まるような展開に。オドムがFTを得るも1本をミス。バックスもシュートをはずし、再びオドムがシュートを放つもミス。ユドニスがオフェンスリバウンドを取ってシュートを試みるも、これまたミス。うぉー、なにやっとんねん、はよ決めんかい! 最後の最後で決定力を欠き、逆転負けを喫してしまったラプターズ戦の悪夢が頭をよぎります。まさか今夜も‥‥そんなとき、ついに決定的な1本が決まりました! シュートを沈めたのは‥‥オドム!! 不十分な態勢からのランニングシュートをねじ込み、会場は大興奮!! 私も大興奮!! というか絶叫!!(笑) その後のディフェンスではバックスのオフェンスを完全に封じ込め、逆にEJとオルストンが決定的なFTを決めて勝負あり! 104−98でヒートの勝利! 連敗を4でストップするとともに、プレイオフ争いのライバルであるバックスから貴重な勝利をあげました。そして私にとっても、5年ぶりに目にする生観戦でのヒートの勝利‥‥感無量です。 この勝利の立役者を挙げるとすれば、オルストンとラスールの2人でしょう。ヒートがオフェンス面で苦戦しながらも終止リードを保てたのは、苦しい状況で彼らが確実にシュートを決めてくれたからにほかなりません。オルストンは43分間の出場で23得点(FG:8/9、3pt:3/4)、8アシスト、5リバウンド、4スティール、ラスールは25分間の出場で20得点(FG:8/14、3pt:3/5)、4リバウンド。素晴らしい活躍でした。 試合後はオフィシャルショップを少しぶらぶらしてから、興奮未だ覚めやらぬ状態でホテルへの帰路に。心地よい夜風に吹かれながら、今日の出来事を思い返しました。ユドニスと一緒に写真を撮ったこと、アスキンスACのサインを貰ったこと、応援ボードを見たヒートの選手が爆笑していたこと、タイムアウト中に応援ボードを振りまくって後ろの観客に怒られたこと、ヒートが勝ったこと、興奮しすぎてサインペンをどこかに落としたこと‥‥。自分が今、その場所にいることが、どこか不思議な、現実ではないような感覚‥‥しかし、自分が今日体験したことは紛れもない現実‥‥そんなことをあれこれ考えながらホテルの部屋に帰り着き、少し冷静さを取り戻してから、改めて思いました。「マイアミに来てよかった‥‥本当に‥‥。」 |